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関連外部リンク

不登校に関する支援を行っている外部団体をご紹介します。

東京都立八王子拓真高校

高等学校

東京都立八王子拓真高校のご配慮により、ホームページをリンクさせていただきました。
東京都立八王子拓真高校は三部制(昼夜間定時制)・三修制(単位制)・普通科の高等学校です。定時制課程・普通科にⅠ部、Ⅱ部、Ⅲ部(夜間)が設置されています。
こちらには「一般枠」と「チャレンジ枠」の2つの受検枠があります。
「チャレンジ枠」は、小・中学校において不登校だったり、実力を出し切れなかった等、 様々な事情で学校への通学が困難であった生徒のための受検枠です。
「高校からはやり直したい」、「高校からはしっかり通いたい」という意欲のある方に対して、 チャンスを提供することを目的としています。ご興味・ご関心のある方はぜひホームページをご覧ください。

八王子市立高尾山学園

小中一貫教育校

八王子市立高尾山学園のご配慮により、ホームページをリンクさせていただきました。

高尾山学園は、不登校特例校です。
高尾山学園は、今までにない不登校対策のために市長が決断し、2004年に開校しました。
まずは家から出て、人とのかかわりを作り、学習につなげることで基礎学力の習得と社会性を育んでいくことを基本としています。
不登校とは、「心理的、情緒的、ないしは何らかの社会的要因や背景により、登校しないまたは登校したくてもできない児童・生徒で、病欠など以外で年間欠席日数が30日を超える」と定義されています。
不登校の子どもは、友達がいなかったり、学習に気持ちが向かないなど理由は様々ですが、多くの傷つき体験があり教員不信に陥っています。
高尾山学園を訪れる児童生徒と保護者は、「対人不安、学力不安、将来不安」3つの不安を訴えます。
高尾山学園に通う子どもたちの不登校となっている理由は色々ありますが大別すると以下の3つです。
1)    学校での支援が必要
2)    家庭への支援が必要
3)    本人への支援が必要

高尾山学園での主な取り組みは、
1)様々な登校への刺激や支援 キーワードは「楽しい・嬉しい・美味しい+安心感と知的好奇心」
・授業中の居場所(プレイルーム、相談室など)利用
・わかる楽しさやICTなども使った知的好奇心が高まる授業
・校外学習や体験講座などの様々な体験活動
・充実した支援体制(特別支援専門員、スクールカウンセラー/心理相談員、プレイルーム職員、指導補助員他)
2)    学習について
・教材の工夫、習熟度別のコース制学習(中2以上)、補習体制
・個の特性を理解した上での個のペースに合わせた集団指導
3)登校を安定させるには自己肯定感の醸成が重要
・わかった、できた、褒められた、協力しあえたなどの成功体験を積むこと
・教職員が連携し子どもたちが成長を実感できる様々な仕掛/仕組みづくり
などがあります。

印象的だったのは、黒沢正明校長先生の
「つまらない授業だったら、どうする?」
という質問でした。
「つまらない授業は、寝ているか、友達と遊ぶか、出歩きたくなってしまう。
でも、学校は、いずれをしても怒られる。
高尾山学園は、授業中でもコンディションが整っていなければ、プレイルームに行っていい。
そのため、面白くない授業は、誰も我慢をして受けなくなる。
だから、高尾山学園の先生の授業は、楽しいし面白いんです。」

楽しいつながりを広げていく。
高尾山学園は、そんな素敵な学校です。
ホームページをご覧ください。

不登校新聞

「仲間」に出会える、「不登校のその後」に詳しくなることができる

不登校新聞の編集長、石井志昂(しこう)さんのご配慮により、ホームページをリンクさせていただきました。

石井志昂さんは、小学校の時、中学受験を目指して勉強をしていました。
塾は、毎週テストがあり、成績順に席順が決まっていきます。
志昂さんは、ちょうど真ん中位の成績でした。
ある日、塾で衝撃な出来事がありました。
塾の講師が、志昂さんのすぐ後ろで立ち止まり、両手を広げ、
「ここから下の人たち、君たちにこの
先の人生はないと思ってください。」
と叫んだのです。
(ここより下に落ちてはいけないんだ。)
というとんでもない恐怖心が志昂さんの中にドンとおりてきました。
11歳、がけっぷちで迎えた中学受験。
志昂さんは、極度の緊張から完全に落ちつきを失い、全滅しました。
地元の中学校に行っても、受験に全敗した自分は何の価値もないと思い込んでいました。
中学校では、靴下は真っ白でないとだめなど、守る意味がわからない校則をただ強制され、教師が生徒を信用しないことが志昂さんにはストレスでした。
中学2年の秋、志昂さんの心を完全に折る事件が起きました。
きっかけは地元の商店街で万引きが相次ぎ、本屋からお宅の生徒ではないかと問い合わせがあったことです。
中学校は、友人たちと共に志昂さんも密室で尋問を行いました。
教師たちは、志昂さんをまるで犯罪者のように扱い、詰め寄ってきました。
どうして、自分の生徒を信じ、守ろうとしてくれないんだろう。
志昂さんは、学校が本当に許せなかった。
これまでため込んでいた教師や学校に対する怒りが爆発しました。
学校に行くことを止めました。
でも、志昂さんは、学校は絶対行くものだという固定観念にしばられていて、いけないっていうのは本当に落ちこぼれになるという気持ちになり、焦燥感と罪悪感しかありませんでした。
「これからどうしたらいいんだろう」
そのときに、本屋である本に出会いました。
「学校は必要か。」という本です。
その本では、フリースクールについて書かれていました。
フリースクールという存在を知らなかった志昂さんは、フリースクールに行ってみました。
フリースクールには、同じように学校へ通えない子供たちが集まってきていました。
志昂さんが、そこで、同世代の人たちと話をしていると、悩みを忘れることが出来ました。
しばらくして、不登校新聞が創刊され、フリースクールでその新聞の存在を知りました。
ある日、志昂さんは不登校新聞の編集会議に参加し、憧れだった人たちに取材できることを知りました。
志昂さんは、自分のあこがれだった人に会いに行きました。
志昂さんの聞きたいことはただ一つだけ、
「この先どうやって生きていけばいいのか」
最初は部屋にこもって聴きまくっていたロックミュージシャン、筋肉少女帯の大槻ケンヂさん。
志昂さんが、これからどう生きて行けばいいか尋ねると、大槻さんは、
「自分も中学生だったころ、学校では死んだも同然だった。
1時間目から6時間目まで、ただ教室の椅子に座ってぼーっとしているだけ。
辛かったなー。でもあのときの孤独感、自虐感、退屈な辛い思いが、その後の自分を作ってくれたことは間違いない。
俺もダメダメだった。だから大丈夫。」
と話してくれました。

次にインタビューしたのは、イラストレーターのみうらじゅんさん。
みうらさんは、「不登校でもいい」と言ってくれた後、こう続けました。
「趣味を極めればいい」
みうらさんは、
「学校に行かないなら、時間がある。その時間に目いっぱい好きなことをすればいい。」
とアドバイスをくれました。
みうらさんは、趣味の仏像が今の仕事になっています。

俳優の樹木希林さん。
難があってこそ育つ
全身がんになって自分は成熟した気がする
「有り難い」という言葉は、困難が有ると書くんだけれど、難があってこそ人は育っていくからあなたたちの不登校とかひきこもりはもしかしたら財産なのかもよ

コピーライターの糸井重里さん。
志昂さんが、どう生きていったらいいか尋ねると、
「楽しそうにしてればいい。
子どもが学校行きたくないと言って、本当にいかないという判断をしたら、それなりの決断。
それは子どもたち自身の責任。学校に行かないという選択の中にもっといいものが混ざっている可能性もある。」

このインタビューの後、志昂さんは、不登校新聞の正式な社員になることをお願いし、正社員として働き始めました。

正社員になったことを、糸井さんに連絡すると、
糸井さんは、
「就職おめでとう、高く、広く、深く翔んでいってください。」
というメッセージをくれました。

「この先どう生きたらいいのか。」
この質問に対する、大人たちの答えはみんな違っていました。

より多くの答えを正確に答えられる人だけが勝ち組で、人生が幸せになれると思っていたけど、答えはバラバラなんだ、
生き方に答えはないんだ。
と思った時に、何か一つ救われた気持ちになりました。
正解なんてないんだ。

学校に行きたくないって言うのは、最後の最後のSOSなんだ。

(NHK逆転人生.2019年8月26日より)

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